2002-02-13 第154回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
二番目に強いのは共産主義勢力です。すなわち、アメリカが最も忌避してきた二大勢力が最も国内で力を持ち、フセイン政権を転覆できる能力を持つという状況にあるわけです。 そうしたことから、アメリカとしては、そうしたオルタナティブに比べれば、フセイン政権の方がましであるというふうに考えているに違いないというのが理由の第一点目であります。
二番目に強いのは共産主義勢力です。すなわち、アメリカが最も忌避してきた二大勢力が最も国内で力を持ち、フセイン政権を転覆できる能力を持つという状況にあるわけです。 そうしたことから、アメリカとしては、そうしたオルタナティブに比べれば、フセイン政権の方がましであるというふうに考えているに違いないというのが理由の第一点目であります。
世界的に見ました場合、共産主義勢力、これが決定的に後退した、そしてまた、アメリカをある意味で中心とする諸国間の協調体制が実現しつつあるのかな、さらにまた、国連の再認識、国連に対しての再評価が行われてきている。 日本においても、ある意味でいろいろなことが起こってきた。
だからマッカーサーは、あの朝鮮半島の共産主義勢力、あるいはあの動乱の中における自分のそれこそあの体験を通じて、初めて歴史を学んだんじゃないでしょうか。
第三世界の抱える諸問題というのは、共産主義勢力につけ入るすきを与えるところともなり、地域紛争を引き起こしたり、または西側を巻き込む場合も少なくないわけであります。一方で、西側の先進諸国の間にも不安定要因があり、主として経済を中心とする紛糾も絶えません。 反面で、安定要因も見ることができるわけであります。
それ以外のASEAN諸国は、フィリピン及びインドネシアを除き経済的にはテークオフの段階を既に過ぎ、世界経済が大きなディプレッションに陥らない限り、経済的困窮に基づく内乱のおそれ、それに乗じた共産主義勢力の浸透のおそれは少ないと見てよいと思います。ただフィリピンの場合は、国内における貧富の対立が甚だしく、国民の一般的生活水準が高まらない限り、その政治状態は不安定を続けるだろうと思われます。
それから、結果として、あのマーシャルプランというのは目的の一つの中に、要するに共産主義勢力の侵攻を防止するというような考えがあるということが一つ。それからもう一つは、結果としてアメリカの輸出市場を拡大したという批判を受けた。
二大超大国米ソの厳然たる存在、共産主義勢力の侵略行動、経済摩擦に代表される先進国間同士の格闘、中進工業国の躍進、苦悩の様相を呈するOPEC諸国、第三世界での紛争の頻発と継続、累積債務に悩む発展途上国、飢餓や難民を抱え悩む低所得開発途上国等々が存在いたすわけでございます。
また、いつどこで、いかなる規模で勃発するか定かでない共産主義勢力の侵略行動の脅威の存在ということも、過去の歴史が物語るところであろうと思うのでございます。 また、自由主義社会の繁栄を支え、歴史と伝統を守ってきた先進工業諸国の存在と、先進国病と呼ばれる社会的停滞現象の一部蔓延を残念に思うものでございます。
○中村(巖)委員 まずお伺いをいたしたいことは、全国公安調査局長会における法務大臣の発言についてでありますけれども、新聞の報ずるところによりますれば、本年の六月七日、全国公安調査局長会というものが開かれ、そこで法務大臣が発言をされて、その発言の一部内容として、トマホーク配備などを中心に展開されているいわゆる反核運動を軸に国際共産主義勢力が結束を図ろうとしている、あるいは日本の治安に及ぼす影響について
次に、もう一つ、やはり今回の政変を通じまして、一番韓国民も願っていることは、共産主義勢力の南進ということよりもやはり同一民族の対話、そして願うことならば独立――統一ですね、ということを恐らく願っているであろう。
その背景にはやっぱり軍がしっかりしておるということでありまして、いわゆるベトナムの影響だとか、大きな国の共産主義勢力の影響というものに対しては必ず軍部が反発をしてクーデターが起こるであろうということを言っておりましたが、いみじくも当たった。この基本の姿勢というもの、基本の体質というもの、これはやっぱり日本の国がこれからの新政権承認について考えていかなきゃならぬ問題じゃないですか。
やはり民族自決、民族解放ということを非常に重く見るのか、あるいはあくまでも共産主義勢力の拡大を阻止する、そういう点にウエートを置くのか、これの選択がやはり迫られると思うのです。それで私はアメリカと日本の基本的な違いもその辺に対するウエートの差にあるような気がするわけです。たとえば韓国の問題があるわけですけれども、韓国条項に対する宮澤外務大臣の発言があります。
それから、あくまでも共産主義勢力の進出を韓国のラインで食いとめなくてはならない、こういう点にウエートを置くと、この韓国条項というものがこれはぴったりするわけですね。私はこの考え方の差というものがあると思うんです。この点どう思われますか。
これ、民族解放、民族自決という見方にウエートを置くのか、あるいは共産主義勢力の拡大である、こういう見方にウエートを置くのか、これによって判断が分かれると思うのです。あくまで民族自決、民族解放を主体とした立場をとるならば、恐らくこのベトナムが今後とも東南アジアについてその軍事力で脅威となるようなことは比較的少ないのではなかろうか。
○羽生三七君 私は介入の可能性の問題でなしに、日本の基本的な姿勢についてお尋ねしておるんですが、特にアメリカのインドシナにおける失敗という問題ですが、解放勢力を共産主義勢力とみなしての反共封じ込めのアメリカの政策が現に崩壊しまたは崩壊しつつある、こういう場合に、その情勢の分析はとにかく、どういうふうに理解するかという分析はとにかくとして、他国の内政に外部から武力介入をしてはならぬということをこのインドシナ
いまそうお答えにならぬかったけれども、端的に言えば、つまり共産主義勢力に対すると、こういう物の考え方で民族運動をとらえている。
七十二万平方キロ、二千五百万人という、共産主義勢力は、第二次世界大戦を利用して、それだけの領土を広げたという認識がわれわれにあるから、自由主義を大切にしなければいけないという姿勢を確立して、自分自身の信念、信条としておるわけであります。
「総聯は朝鮮民主主義人民共和国の祖国統一民主戦線に加盟し国際共産主義勢力の一環として暴力主義的共産革命を目的とする北鮮労働党に従属して、その指導下にあるものであって将来においても、さらに民戦時代に行ったと同様の暴力主義的破壊活動を継続又は反覆して行うおそれがあると認められた」これは国の主張ですよ。期せずして長官の主張とぴったり合っておる。
むしろ共産主義勢力の膨張を押える戦略的拠点として、沖繩の価値が見出されるようになったのであります。現に一九五〇年一月十二日に国務長官アチソンは、米国による日本の防衛が米国の利益、日本の利益、さらには全太平洋地域の安全にかなうと述べ、さらに、この防衛線はアリューシャンから日本を経て琉球に連なるものである。
それは、「国際共産主義勢力としての中共は、「鉄砲から政権が生まれる」という毛沢東の暴力革命の理論を真理として、わが国から訪中する者(昨年中は約三〇〇〇人)に対して一様に「戦闘的友誼」を強調するとともに、これら親中共糸団体等に対し、革命の輸出的言動をもって反政府、反軍国主義闘争などの革命的闘争を支援・せん動していることなど、治安的にも看過できないところである。」という文章が随所に出てくる。
(二)国際共産主義勢力の働らきかけは、わが国の左翼政党を通じて行なわれるだけでなく、その他各界各層を通じて国民相互間の離間分裂をねらった政治的な謀略の形をとっている。原水爆反対運動の如きも人道的立場をとる人たちの善意を踏みにじって、共産主義勢力が主導権をとろうとしている。
そういうものが北朝鮮または中国あるいは北ベトナム等、アジアにおける共産主義勢力との武力的な対決の方向を差し示しておる。こういうものを友好国の願望だなどといって考慮する必要はないし、むしろそのことが危険である。ASPACについてもそうでしょう。